先日、ダイエット総選挙という様々なダイエット方でどれが一番痩せるかを競う番組がありました。
その番組でも、やはりダイエット開始から1ヶ月を過ぎた頃に
停滞期を迎え始めた人が多くでました。
そんな停滞期を脱出するために、ダイエットのスペシャリストが薦めていたのが
バターだったのです。
バターと言えば、最近はバターコーヒーダイエットが有名ですが、
この番組では、キューブのバター1つをパクっとそのまま食べて、
その後運動する事により停滞期を脱出していました。
では、このバターが停滞期に効く理由や、実際にあなたの停滞期にも効果があるのかについて
解説していきたいと思います。
ケトン体を活用できる体質になっていれば効果ありか
このバターをそのまま食べる事で停滞期を脱出した人々というのは、
肉食やせダイエットを実践していた人達です。
つまり普段炭水化物は控える代わりに、
肉を主食としてダイエットに励んでいた人達なんです。
通常、人の身体は糖分(ブドウ糖)を先にエネルギーとして使うようになっています。
しかし、糖分が血液中に足りなくなると、次に脂質(脂肪酸)を使います。
そして常に血中の糖分が足りてない状態の人は、身体が脂質を分解してケトン体というブドウ糖の代わりになるエネルギーを作り出し、それを毎日のエネルギーとして率先して使うようになると言われています。
これが世に言うケトン体ダイエットなわけですが、
脂肪をガンガン燃やしてケトン体で活動できる身体になった人でも
やはり停滞期は来ます。
しかし、停滞期を脱出するために、
ここで糖分補給をしてしまうと、
またブドウ糖を率先してエネルギーとして使う身体に戻ってしまうでしょうから、
以前のようにスムーズに痩せていけるとは限りません。
そこで登場したのが、バターというわけです。
高カロリーなバターを食べる事で、
身体にちゃんと栄養が入ってきている事を知らせる事にもなりますし、
バターに含まれる酪酸が脂肪の燃焼を促してくれるという効果もあります。
ただ、ご存知だと思いますが、
流行りのバターコーヒーダイエットに使われているバターは市販のバターではありません。
グラスフェッドバターという、牧草だけで育った良質なバターです。
ここでちょっと疑問だったのが、
このダイエット総選挙という番組で使われていたのが、
普通のバターだったのか、実はグラスフェッドバターだったのかという点です。
ぱっと見、銀紙に包まれたキューブ上のバターをかじっていたので
市販のバターを食べていたように見えましたが、
もしかしたら、実際にはグラスフェッドバターを使っていた可能性もあります。
運動も合わせるのがポイント
バターが脂肪燃焼の助け船になって、停滞期を脱出するという部分には納得出来ますが、
この番組でも、食べた後30分後にはすぐにボクササイズのような有酸素運動をやっていました。
確かに中途半端にバターという高カロリー食品を血中に送り込んでも、
運動しなければ使われずに結局脂肪として蓄えられてしまう可能性も高いです。
なので、バターを食べて停滞期を脱出できる人というのは、
- 徹底した糖質制限によって、すでにケトン体をメインエネルギーとして使える身体になっている人
- バターをかじった後すぐに有酸素運動できる人
という2つの条件があって、初めて効果を発揮すると言えるでしょう。
もし、バターをかじるのであれば、
今話題のグラスフェッドバターを使った方がより効果が高いと言えますね。