最近、ダイエットにはもち麦が効果ありという事でTVでも取り上げられています。
ただ、実際にもち麦を使ったダイエットをする場合、
どうやって炊いて、どう食べていけば良いのか、そして味は大丈夫かなど、
もち麦ダイエットを始める前の予備知識をここではお話ししていきます。
もち麦の炊き方
基本的にもち麦はごはんと一緒に混ぜて炊く事が推奨されています。
ただ、もち麦だけで炊きたい場合は、
もち麦を1合炊くなら、水を1.5合のライン位まで入れて炊くと良いです。
2合炊くなら、2.5合ラインという感じで、
白米よりも少し水を多めにして炊くのがポイントです。
研ぐ必要は無く、無洗米のようにただ水を入れれば良いです。
(が、精製されてないものは玄米モードで炊かないと吹きこぼれます。)
ちなみに、普通の白米を炊くモードで炊いて大丈夫ですが、
量は2合か3合までにしておいた方が良いです。
というのも、想像以上に膨らみます。
吹きこぼれたりする可能性もありますから、少なめの量で炊きましょう。
例えば、玄米を白米モードで炊くと、
盛大に吹きこぼれて大変な事になりますが、
もち麦はそうでもなく、お急ぎモードで炊いても問題ありませんでした。
*追記*
もち麦もブランドによっては玄米のように吹きこぼれるものもあったので、
1合や2合など少なめで炊いて、吹きこぼれるようであれば、玄米モードで炊くと吹きこぼれずに炊けます。
例えば、表示に「精白麦」と書かれているものは、白米モードで炊いても吹きこぼれず、柔らかく炊けます。
しかし、ただ「大麦」としか書いてないものは、
白米モードで炊くと固かったり、吹きこぼれたりするので、水多めで玄米モードで炊くと良いです。
*固く炊けてしまった時、柔らかくする裏技*
ちなみに想像以上に固く炊けてしまった時は、
食べる時に茶碗によそって、そこに水を手でぱっぱっとふりかけ、
表面がしっとりする位かけたら、ラップをして2分程度レンジでチンすると柔らかくなります。
固い場合は、もっと水をかけて、もっとレンジの時間を長くすると良いです。
もち麦の味、食感
実際にもち麦単体で炊いてみると、まず独特の匂いがあります。
ご飯と混ぜて食べる場合はあまり気になりませんが、
単体で食べると若干気になるかもしれません。
食感ですが、タピオカのようなポヨンポヨン感があります。
弾力が結構あります。
これ単体で食べると、最初はうまく噛めない感覚があると思います。
口の中で粒が逃げる感覚があります。
しっかり噛み潰す前に歯と歯の間から、ボヨンともち麦粒が逃げてしまう感覚があるので、
よーく噛む必要があります。
ただ、味自体はご飯と大きくは変わらず、特に玄米を普段食べてる人であれば、嫌な感じはしないでしょう。
白米からいきなりもち麦に入ると、あまりの食感の違いに挫折する可能性もあります。
その昔、東京にampmというコンビニがあった頃、
そこのコンビニではご飯に麦が混ざった健康的なご飯が使われていました。
その時まったく違和感を感じず、むしろ美味しかった記憶があったので、
とっつきやすかったです。
実際に私も「玄米1:もち麦2」の割合で混ぜて食べてみると
違和感や匂いが大幅に消えて、とてもおいしかったです。
むしろぷちぷち感、もちもち感がプラスされてハマる食感です。
やはり最初はご飯ともち麦を混ぜて食べるのがベストでしょう。
胃にずっしり来る!
毎日もち麦単体で食べるとなると、さすがにキツイと思います。
というのも、もち麦はちょっと食べただけでも、結構胃にどっしり来ます。
それは一粒一粒が水を沢山含んでいる事や、食物繊維が多い事が理由です。
ちょっと食べただけでお腹が膨れるので、
ダイエットには間違いなく最適な食事と言えます。
ただ、単体だけで食べてると、
後からちょっと胃がもたれたような気持ち悪さも感じます。
もち麦の独特の風味もあり、
食後があまり爽やかに感じないのが難点とも言えます。
最初は「米2:もち麦1」程度の割合で混ぜて、
徐々にもち麦量を増やしたり、白米を使っている人は、玄米にしたりすると
よりダイエット効果を期待できるでしょう。
ダイエット効果を出すためには?
もち麦がなぜダイエットに向いてるかというと、
やはりご飯の代わりになりつつ、それでいて血糖値を上げにくいという部分だと思います。
もち麦は食物繊維が白米の25倍、玄米の4倍と言われていて、
その食物繊維のおかげで、糖質の吸収が緩やかになる事、
そして便秘解消にも役立ち、腸内環境の改善によって代謝が上がる事などが
ダイエット効果をもたらすと言われています。
便秘解消のための食物繊維が絶妙!
特にもち麦は水溶性食物繊維もたっぷり含んでいる事が
便秘解消に効く理由だったりもします。
「水溶性食物繊維4:不溶性食物繊維3」と絶妙な割合がもち麦には含まれています。
私も便秘解消には野菜ジュースが効くのですが、
野菜ジュースのように、水に溶けてる食物繊維が水溶性食物繊維です。
https://kenbitai.com/post-79.html/
水に溶けてるタイプだからこそ消化にも良く、
善玉菌のエサとなりやすいというメリットがあります。
野菜をもっと食べろと言われる理由も、食物繊維を多く摂るためですが、
その部分をこのもち麦が強力にサポートしてくれます。
生野菜を食べた場合、食物繊維は多くとも、逆に消化しずらい食材なので
便秘が悪化する人もいるのですが、その点、
もち麦は消化にも良いので便秘解消効果が期待出来ます。
また、炊いたもち麦自体がものすごく水分を含んでいるので
少量でもお腹がいっぱいになる効果があります。
もち麦のカロリーは?
成分表によると、もち麦は100gあたり339kcalあります。
「え?高い!」と思ったかもしれませんが、これは炊く前の重さのカロリーです。
実際には、100g(子供の茶碗1杯)程度で132kcalほどです。
白米だと 100gで168kcalですから、白米よりカロリーは低いという事になります。
それだけではなく、白米の25倍の食物繊維により、
糖の吸収自体が抑制され、ゆるやかになるので、
血糖値が上がりにくくなり、脂肪を溜めにくくなります。
なにより、腹持ちがすごく良いです。
食事中にどんどん胃にどっしり感が来るので、
「もういいや。。デザートもいいや。。」という気持ちになります。
食べる量を減らしていくにはもち麦はとても良いです。
ダイエットにもち麦を使って成功するために
これはTV番組で、もち麦、肉食やせ、MCTオイル、それぞれのダイエット方で誰が一番痩せるかを対決した時の1ヶ月後の結果なのですが、
なんと一番痩せてるのは、もち麦ダイエットをやった人なんですね。
逆に一番痩せてないのももち麦ダイエットなんですが。
ただ、この番組を見てて思ったのが、MCTオイルは完全に糖質制限で、食事量もすごく減らしてこの結果なのに、もち麦と肉食は3食しっかり食べてこの結果という部分なんです。
炭水化物を食べてるのに、しっかり痩せられるという、ダイエットに置いて過酷度が大幅に下がる面がもち麦の非常に素晴らしい所だと言えます。
ただ、もち麦も食べ過ぎればもちろん太ります。
例えば、白米にちょびっとだけもち麦を入れて、かきこんでいたのでは
正直ダイエットにはなりません。
逆に白米をちょびっとにしたり、玄米にしたりして、
もち麦をメインにする事で弾力のある食感が増し、噛む回数を増えて、
少量でも満腹感を感じさせてくれますし、
糖質の吸収、カロリーも抑えられるので、
ダイエット効果が出やすいと言えます。
- 食べる量が自然と減る。
- 摂取カロリーが減る
- 食物繊維で便秘が改善し、代謝が上がる
これらの効果により、ダイエットが促進するというわけです。
特にご飯がやめられない。すぐかきこんでしまうというタイプの人は
取り入れるべき食材と言えます。
逆にすでに糖質制限が出来ていて、ご飯はほとんど食べないという人であれば、
必要のない食材とも言えますね。
楽に痩せるための救世主と言えますので、
ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。