10代の頃から、現在40歳に至るまで、私はトイレの回数が非常に多く、
特に冬は寒さからトイレに行く回数もさらに増えて、
ひどい時には15分起きに「あれ、あれ、また・・」と
トイレに駆け込むような状態だった時もあります。
夜も必ず1,2度はトイレに行きたくて目が覚める状況でした。
そんな私が最近、朝起きてから、夜寝るまでに5回程度しかトイレに行かなくなり、
15分置きのおしっこが、なんと4時間とかトイレ行かなくても全然平気なまでに激変したんです。
自分でも驚愕しています。寒い冬でもです。
夜も朝まで目覚めずスッキリ寝れて、朝起きると膀胱がパンパンですごい量の尿・・って事も逆に減りました。
そう、寝てる間、おしっこが作られる量がちゃんと制限されてるんです。
なぜ突如頻尿と夜間頻尿がスッキリ治ってしまったのかというとすごく単純明快な事をしただけです。
「は、そんな事で?」という聞いてガッカリするほどの事をしただけなんですが、
これが劇的な効果だったので、頻尿や夜トイレで目が覚めるのに悩んでるあなたは
ぜひやってみてください。
頻尿、夜トイレで目が覚めるのが劇的に改善した理由とは?
なぜ、頻尿が治り、夜トイレで目が覚めず、朝までぐっすり寝れるようになったのか?
その理由は・・
「単純に飲む量を減らした」
からです。
「は?そんな事・・」って思ったでしょ?
でも、気付いたんです。私は普通の人よりはるかに飲みすぎだったんだと。
あなたは水分を摂りすぎてませんか?
よく「血液の流れをよくする」とか「健康のために喉が乾く前に飲んだ方がいい」とか言うじゃないですか。
私もまさにそれを地で行く感じで、
朝起きたら、まず水を大きなコップ2~3杯ガブガブガブ~っと飲んで、
日中も、常に机にお茶を置いて、数分ごとに口寂しくなると、お茶をごくごく飲んでました。
プラス、ソフトドリンクや100%りんごジュースなども食事と共にグビグビ。
さらには、薬やサプリを飲むために、また水をコップ1杯半。
寝る前もなんか喉が渇くし、寝てる間に汗で水分が出てしまうと
血液の循環が悪くなるのでは?なんて考えて、しっかりコップ1、2杯飲んでました。
そう、起きてる間は、常に水分を取っていたのです。
「そりゃ、頻尿になるわい!」って事をごく当たり前にやってたんですね。
でも、それをやっていた私としては、それが健康的だと思っていたし、
プラス常に水分を摂る事が癖になっていたので、
摂らないと逆にすごく喉が乾くようになってたんです。
水の摂りすぎは、逆に不健康だった!?
私は、子供の頃から大人になってもすごく寝付きが悪く、
布団に入ってから1時間、2時間は当たり前に眠れないという時期も結構ありました。
しかも、眠れないまま横になってると、トイレにすごく行きたくなるので、
眠れない→トイレに行ってまた覚醒する
のループで睡眠不足でいつも頭が日中モヤモヤしている状態でした。
ただ、その原因で思い当たる事の中に
「朝から何杯もお茶を飲んでるから、カフェイン中毒になってるんでは?」と思い、
一旦、お茶をやめる事にしてみたんです。
実際、カフェインには、覚醒作用以外に利尿作用もある事もご存知ですか?
つまりお茶やコーヒーなどを常に飲んでると、眠れない+おしっこに行きたくなる回数が増えて当然なんです。
なので喉が乾いたら、お茶ではなく水道水や白湯を飲むようにしました。
で、それをやっていくうちに、あんまり喉が普段乾かなくなりました。
以前は仕事中も常にコップにお茶を入れて、手元に備えてましたが、
仕事中飲まずにずーっと仕事して、朝からお昼まで全然飲まなくても大丈夫になってきました。
それに呼応するように、トイレにも自然と行く回数が減っていったんです。
頻尿なあなたも飲むのが癖になってませんか?
じゃあ、私が沢山水やお茶を飲むのをやめたからといって、不健康になったか?
それがむしろ逆で、血圧計で血圧を測っても、正常(むしろ前の方が高かった)なので、
血の巡りが悪くなったとか、そういう事もありませんし、
むしろ寝付きも良くなったし、夜中にトイレで目覚めなくなったので、
ぐっすり眠れて、睡眠不足も解消していきました。
実際、私の妻は普段水分をほとんど取らない人で、
私が大きなコップに波々と注いだ水をグビグビ毎日一気飲みする姿を見て、
「うげ~、気持ち悪くなんないの(汗)?」と化け物を見る目でよく見ていたくらいで、
私は不要な水分をただ摂りすぎていただけだった事に気付いてきたんです。
かみさんの場合は、水分摂らなすぎて便秘気味みたいなんで、
もっと飲んだ方がいいと思うんですけど、
私の場合、もともとお腹がゆるい人なので、
水分を減らしたからといって便秘になる事もありませんでした。
喉がやけに乾くのは、お茶や癖のせいかも
私もそうだったんですが、喉が頻繁に乾くんです。
でも、水だと味がなくて口さみしいから、お茶かソフトドリンク、
果汁100%ジュースなどを飲むわけですが、
やっぱり甘い飲み物は後で喉がまたすぐ乾いてきますし、
甘くないお茶も喉が乾くんですよね。だからまた飲みたくなる。
おばあちゃんとか、急須に入れて、常に継ぎ足しながら1日中飲んでるイメージじゃないですか。
あんな感じで、飲むのが癖になってきて、
喉が乾くのが当たり前みたいな状態になってしまうみたいなんです。
また先程も言った通り、お茶には利尿作用があるから、
ただ水を飲むよりも頻繁におしっこが作られるわけで、
そしておしっこで水分を出すから、また喉が乾くというループなわけです。
だから、頻尿や夜のトイレに悩んでるなら、
まずはお茶という習慣をやめたり、
ジュースやソフトドリンクも、ガブガブ飲まないで、
コップ1/4くらいだけ入れて、口寂しさが収まる分だけ飲むようにすると良いですね。
ようは、余計な水分が大量に体内にあるから、
頻繁にトイレに行きたくなるわけで、
余計な水分が減れば、トイレに行く回数も減るって事なんです。
夜トイレに行く事が大幅に減ったもうひとつの理由
また、頻尿じゃなくても、夜トイレに行きたくて目が覚めてしまうって事も結構ありますよね。
私の場合は、いつも寝る前に薬を飲んでたんです。
その薬は別に寝る前じゃなくてもいいのに、寝る前が忘れないので寝る前にいつも飲んでたんですが、
それをやめて、毎朝にしたり、食後すぐ飲むようにして、寝る前に水をガブガブ飲まなくて良いようにしました。
そうすると、寝る前のトイレで十分余分な水分が排出されてくれるので、
トイレに行きたくて目が覚めるって事が大幅に減りました。
仮に寝る前に飲む用の薬だとしても、
普段より早めに飲んだら、ちょっとは私のように改善すると思います。
寝る前に水を飲むのが習慣の場合は?
私は寝る前に水をガブガブ飲むのも習慣でした。
単純に喉が乾くというのもあるんですが、
「寝てる間に血流が悪くなって体に悪いのでは?!」という思い込みがそうさせていた部分もあります。
でも、結局はそうやって寝る前にガブガブ飲むから、夜トイレで目が覚めるわけなんで、
寝る前に喉が乾くなら、少しづつ飲む量を減らすと良いですね。
私も、コップ2杯とか今まで飲んでたんですけど、
そこから、コップ半分ぐらいや、ちょっと喉を濡らす程度でやめるようにしていきました。
なんとなく、まだ喉が乾いてる気がしても、ひとまずやめておいて、
喉が乾いて乾いて眠れないとか、逆に喉の乾きで目が覚めてしまうって事があれば、
起きて、台所に行って、水をコップ半分くらい飲むって言うルールにしました。
そうすると、夜寝る前に喉が乾く現象もだいぶ落ち着き、それで問題なくなりました。
朝起きて喉が乾いてれば、その時、しっかり水かお湯をガブガブ飲めば、
濃くなった血にも水分がちゃんと行き渡りますし、
朝水分を摂りすぎても夜までにはしっかり排出されますからOKなわけです。
実際、寝る前の水飲み量を減らしてから、私の場合はぐっすり眠れるようになりました。
「夜中にまたトイレ行きたくて目が覚めるんじゃ・・」という心理的負担も減りますしね。
沢山飲まなきゃという強迫観念を捨てよう!
私は今まで勝手に「沢山水分を摂らなきゃ体に悪い、血管が詰まって危険だ」みたいな謎の強迫観念がありました。
実際、テレビでもやたら「まめな水分補給を!」を連呼してますが、
頻尿の私たちは案外不要な水分を摂りすぎてるのかもしれません。
「え、またトイレ行くの?大丈夫?」と私達頻尿の人を見て言う人達は
そもそもそんなに水分を摂ってないのです。
むしろ水分を摂りすぎてるせいで、むくんだり、体調を崩す人も結構いますし、
水分摂りすぎなせいで、私のように頻尿になってただけだったという場合もあるわけです。
なので、一回冷静に「自分は水分摂りすぎてないか?」って疑ってみて、減らしてみると頻尿もきっと収まります。
夏場に無理に水を我慢して脱水症状になって倒れるほど我慢しろって事ではないんです。
明らかに摂りすぎてるから、控えてみようって事です。
喉が乾くのを我慢するんじゃなくて、喉が乾いてもいないのに飲むのをやめようって事です。
それをするだけで、頻尿は収まりますし、尿の量も減ります。
そして、私のように「血液の流れが悪くなるのでは?」みたいな強迫観念があるのであれば、
まめに血圧を測ったり、たまには血液検査などの健康診断をお医者さんで受けましょう。
血圧が妙に上がるなら、血液の流れが悪くなってる可能性も出てきますが、
血圧が上がってないなら、ちゃんと流れてるって事ですから。
頻尿や夜トイレが改善した方法をまとめると、
- 飲む量自体を減らした
- お茶やジュースを水や白湯にした
- 薬は寝る前以外に飲むようにした
この3つを行った事で、1日15回の頻尿が5回にまで減ったという話でした。
というわけで、参考にしてみてくださいね。