昨今、市販のオリーブオイルは80%以上が偽物や混ぜものがされていると言われており、
健康目的でオリーブオイルを選んでいたつもりが、これでは全く意味がないという問題が起こってます。
「本物のエキストラヴァージンオリーブオイルを使いたいけど、本物と謳ってるものは値段がすごく高くて、ちょっと普段使いや揚げ物としては辛い・・」
そんな中、かなり低価格で販売されていながら、本物と言われている
イタリアのOlearia Clemente(オレアリアクレメンテ)社のオーガニックエキストラヴァージンオリーブオイル(Montagna Sacra)を買ってみました。
果たして本当に本物なのかを検証してみたいと思います。
Olearia Clemente(オレアリアクレメンテ)社のエキストラヴァージンオリーブオイルが本物だと言える理由
Olearia Clementeのエキストラヴァージンオリーブオイルは、
他の本物オリーブオイルと呼ばれてるブランドと比べて最安値の部類に入ります。
ただ、Clemente社のオリーブオイルが本物だと言える理由として
- オリーブオイルコンテスト2019に銀賞として入賞している
- イタリアのオリーブオイルコンテストでも何度も入賞している
- 数々の厳しい管理基準をクリアしている
- この商品はイタリアの国立公園に自生しているオリーブのみを使っている
- 収穫後、すぐに自社工場に運んで品質チェック後、数時間でコールド圧縮製法でオリーブオイルに変えられる。
- 1895年から、120年以上の実績がある会社
- 封のされた遮光瓶で売られている
といった様々な賞を現在進行系で受賞し、品質管理に自信のある会社で、
オレアリア・クレメンテは、この過程を近代的な品質管理システムに委ねています。土壌から出発し、大きな保証となる栽培方法の選定、果実の成熟についての全過程が進められます。最新の管理をされたオリーブのみが工場に届けられます。
一度工場に運ばれたオリーブは、わずか数時間で粗砕されます。近代的な製造装置のお陰もあり、すべての過程が常にシステムの管理下にあります。オリーブオイルが出来上がると、オイルのペーストは化学・物理的な分析から感覚器官に関する分析まで行われます。そして、それぞれの異なる種類のオイルは、各々の特徴に基づき慎重に目録が作られます。瓶詰めの段階でもすべて我々の技術者と近代的な科学技術によって念入りに分析がなされます。分析結果は、製品に関するいかなる不適合性をも即時に識別できるよう役立てられます。
公式サイトでも、写真や動画入りで、自社のオリーブオイルの安全性や本物である事をアピールしています。
逆にクレメンテのオリーブオイルが本当に本物なのか心配になる要因
クレメンテ社が非常に健康に良い、本物のオリーブオイルを提供している証拠は沢山ありました。
しかし、このオリーブオイルが本当に本物なのかという心配は実はまだあります。
- 日本オリーブオイルコンテストの銀賞に入った製品と、今回紹介している製品は同じ会社の商品だけど違う製品。
- 日本オリーブオイルコンテストの銀賞を取った製品の輸入代理店と市販されている製品の輸入代理店が違う
- 味に刺激性(辛味)が全く感じられず、非常にマイルド
- 価格が安い
- マフィアがオリーブオイル業界を牛耳ってるイタリア産
という5点がやや不安を感じさせます。
まず、このクレメンテ社自体は、間違いなく優良企業と言えますが、
果たして、そのクレメンテ社の本物の商品が日本に入ってきているのかという不安が若干あります。
というのも、オリーブオイルコンテストに入賞した商品は、輸入代理店がCARGILL, DAH CHONG, FARMLANDという3社が輸入している製品なのですが、
市販で格安で売っているこのMontagna Sacraという製品は、
志立という三鷹市の会社が輸入しています。
この会社がメーカーから直輸入してるなら安心ですが、
並行輸入のように、どっか別の場所で同製品を買って販売している場合は、
パッケージがそっくりなコピー品(偽物)とすり替えられてしまっている可能性は否定はできないのが心配な所です。
現在、イタリアのクレメンテ本社に、この志立という輸入代理店と取引をしているかを
メールで確認中です。続報があれば、追記します。
<追記>イタリアのクレメンテ社には、丁寧な英語で輸出入担当に問い合わせメールを送ったのですが、返事なし(汗)。ただ、輸入代理店の志立の方に問い合わせた所、クレメンテ社から直輸入していて、並行輸入ではないとのお返事を頂きましたので、本物だと安心して良いのではないかと感じています。
また、その他の不安要因としては、味が非常にマイルドである部分です。
高級オリーブオイルにある辛味など特になく、
ごく一般的なオリーブオイルの味だったので、本物なのかなとやや不安はあります。
オリーブオイルコンテストを受賞した商品は同社の別の商品のようなので、
この商品がたまたまマイルドな品種なのかもしれません。
そして、やはり価格が安い事や、特にマフィアがオリーブオイル業界を牛耳ってるせいで偽物の流通量がスペインやギリシャなどの近隣諸国と比べて多いイタリア産というのも逆に心配な要因だったりもします。
ただ、パッケージは公式サイトのものと同じですし、
しっかり封もしてあった所から、本物だろうと信じてはいます。
「first Cold Press(低温圧搾一番絞り)」で、「オリーブオイルを日常的に使う事で、心臓の病などのリスクを減らせる可能性が科学的な根拠はまだ足りないものの、あると言われています」と書かれています。
味に癖がなく、価格も安めなので、揚げ物に使うのにも良いなと感じています。
オリーブオイルは熱に強いので、揚げ物に使ってもトランス脂肪酸が発生しにくいというメリットがあります。(これはエキストラヴァージンオリーブオイルでも同じです。)
特にエキストラヴァージンオリーブオイルのこの商品は、コールドプレスで熱処理されてないので、トランス脂肪酸の心配がほぼ無い商品と言えます。
(通常日本の植物油は米油も含めて、コールドプレスでもその後の脱臭処理でトランス脂肪酸が発生する250度以上の高温で熱処理されてしまう。欧州基準のエキストラヴァージンオリーブオイルは、熱処理は一切されていない。)
Olearia Clemente(オレアリアクレメンテ)のオリーブオイルは本物か・まとめ
というわけで、現在問い合わせ中のクレメンテ社からの直輸入品であれば、
このエキストラヴァージンオリーブオイルは本物のオリーブオイルとして安心して格安で買えると言えます。
<追記>輸入代理店である志立が直輸入しているとの事なので、本物と考えて良さそうです。
オーガニック(農薬類を一切使ってない)商品で、トランス脂肪酸の心配もなく、非常に健康にも良い商品と言えますが、
他の本物オリーブオイルのような刺激的な辛味、風味がほとんどなく、
平凡マイルドな味わいなので、アクセントを求めてる人には、ちょっと物足りないと思いました。
ただ、揚げ物にも安心して使えて、ペペロンチーノなどのパスタ作りの時も、
市販のパスタソースよりもやはり美味しくなるので、
その点お値段最安レベルを考えてこの高品質クオリティなら、
今後も継続的に購入していきたい商品だったりします。
送料を考えると、まとめ買いがお得です。
大体、揚げ物をする場合、たとえ小さなお鍋を使っても、
250mlだと足りず、300ml~500mlは一度に使う傾向があります。
一本からお試ししたい場合は、こちら
また、ギリシャ産で、日本のオリーブオイルコンテスト2017,2018銀賞にも選ばれている
こちらの商品もお値段控えめでかなりおすすめです。