関節痛などの話題で「トリガーポイント」って言葉、最近よく耳にしませんか?
私の家の近くでも、トリガーポイントセラピーというのをやっているボディケア(整体)がありますし、
また、以前整形外科に肩の痛みを診てもらった時は、トリガーポイント注射というのを打たれた事もあります。
今回はこのトリガーポイントという言葉が使われている治療法の事や、それらが慢性的な肩こり、肩痛、首痛などにも効果があるか、費用はどれくらいかかるかなどをお話ししていきます。
トリガーポイントとは?
そもそもトリガーポイントとはなにかというと、
主に筋肉にできる「しこり」のようなものを指すそうで、
過度に緊張してしまった筋肉のいち部分、凝り固まってしまった部分です。
トリガーポイント(英: Trigger point)とは、圧迫や針の刺入、加熱または冷却などによって関連域に関連痛を引き起こす体表上の部位のことである[1]。トリガーポイントは単なる圧痛点ではなく、関連痛を引き起こす部位であることに注意が必要である。平たく言えば、患者が指摘する最も凝りの強い部位、あるいは痛みが存在する部位で、しかも圧迫により痛みが周囲に広がる部位と考えられる。トリガーポイントの留意点としては、疼痛を自覚している部位に多くは存在するけれども、かけ離れた部位に見いだされることもある点である。[2]
Wikipediaより引用
上のWikipediaを読むと、「ん?ツボの事?」と思う方もいるかもしれませんが、ツボではなく、筋肉の凝り固まってしまった部分、しこりっぽくなってしまって、痛みの発生源になってしまっている部分をトリガーポイントと呼んでいると考えると良いでしょう。
例えば、毎日のスマホいじりやパソコン作業などで、同じ部分に負担がずっとかかる事によって、一部凝り固まってしまう部分とも言えます。
私なんかも、毎日パソコンを使っていた所、マウス肩という肩に痛みが走る状態になり、その時は、肩甲骨沿いの一部に凝り固まった部分が出来ていました。
交通事故やひどい転倒などで損傷を受けた場合、防御の反応と心理的緊張が相まって身体に強い緊張をもたらします。特に衝撃が加わった部分にはことさら強い緊張が生じます。この緊張は受傷時の痛みが無くなった後も数年、場合によっては数十年も残っていることがあります。
筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループウェブサイトより引用
上記のように、事故などの後遺症のような感じでトリガーポイントとして痛みが残ってしまうパターンもあるそうです。
そのトリガーポイントをほぐす事で痛みを取り除く
このトリガーポイントというのが、多くの関節(筋肉)のコリ、痛みの原因になっているのではと最近注目されています。
医療機関では、このトリガーポイントに注射(麻酔)を打つ事で、痛みを緩和する療法が最近が使われています。
他にも、整体院やカイロプラクティック系のサロンでも、トリガーポイントセラピーという、トリガーポイントをストレッチのような方法で自然に緩ませ、トリガーポイント自体を解消するという療法を扱っている所も増えてきました。
トリガーポイントセラピーとストレッチの違い
今、ストレッチと言いましたが、ストレッチとトリガーポイントセラピーには大きな違いがあります。
ストレッチは、固まってる部分を無理に引っ張って、引き伸ばして(引き剥がして)、体のコリをほぐしたり、筋肉を柔らかくする行為です。
実際に、整体やタイマッサージなどでもぐいーーっと引っ張っる事によって、痛みやコリを解消していったりしますよね。
対して、トリガーポイントセラピーは、無理に引っ張るのではなく、
逆に痛みが最も楽になる姿勢(トリガーポイントの緊張が緩む姿勢)をさせる事によって、
自然に筋肉の緊張(しこり)を緩ませる方法です。
ストレッチ系でダメなら、トリガーポイント系を試すと良い
上記の書き方をすると「ストレッチってやっぱり実は体に良くないのかな!?」と思うと思いますが、状況によると思います。
私も運動中にちょっと攣る(つる)ような感覚が出た時は、
ストレッチをします。
そうする事で、もちろん攣るのを防ぐ事が出来ますし、楽になります。
また、過去にタイで肩と首の痛みに本格的な古式タイマッサージをやってもらった事があります。
それもやっぱりストレッチのように引っ張ったり、ごりごり指で押して、もみほぐしていくような感じの療法でしたが、マッサージ後は、すごく肩が軽くなったのを覚えています。
ただ、こういった療法でも効果が出ない、直後は良いけど、次の日にはまたすぐ痛くなる、もみ返しのような痛みが出て、逆に辛い。。
といったような症状が出てしまう場合は、
トリガーポイントセラピーなどの、トリガーポイントを自然にほぐす療法を試してみると良いと思います。
トリガーポイントは、ゴリゴリグイグイやるわけではなく、自然と緩ませる方法なので、
もみ返しのような症状も出ませんし、うまくそれでしこりが綺麗にほぐれてくれれば、痛みが出なくなる場合もあるでしょう。
ただ、整形外科のトリガーポイント注射は、あくまで麻酔を打つだけなので、
これも一時的と言えます(実際一時的でした)。
なので、それよりは、トリガーポイントセラピーをやっている整体などに行った方が一時的ではない効果を得れる可能性は高いかなと感じます。
永続的、半永久的に痛みやコリは取れるの?
じゃあ、トリガーポイントセラピーなどのトリガーポイントを消しさる療法を使えば、一発で永続的に、半永久的に痛みやコリ、しびれなどとおさらば出来るのかというと、
それは、正直あなたの生活態度に大きな比重が寄ると考えられます。
私も、このトリガーポイント療法に近い筋肉を自然に緩ませる効果があるスローコアピローという首痛肩こり解消グッズを約1ヶ月ほど使い続けた事で、一時は完全に首痛と肩こりから解消された事があります。
しかし、また4ヶ月ほど経った頃に、以前のような頭痛吐き気を伴うほどの激しいコリ、痛みが急にぶり返してきました。
なぜかというと、この4ヶ月間、あまりよくない体勢で、PC作業に一日中のめり込んだり、苦しい疲れる体勢でひたすらスマホいじりに励んでいたので、結果、せっかく治ったストレートネックやトリガーポイントが復活してしまったわけです。
例えば、あなたがトリガーポイントセラピーに行って、うまい具合に痛みの根源を緩めてもらって痛みが取れたとします。
しかし、次の日からその部位に負担がかかるような体勢を今まで通り続けたり、仕事の都合などで負担がかかるような事をしていれば、やはり同じ部位に痛みやコリはまた発生してくるでしょう。
なので、永続的に痛みから解消されるためには
- 生活態度を変えて、正しい姿勢に矯正していく。
- 頻繁に療法を受ける
この2つのどちらか、もしくは療法が必要になってきます。
お金がかかって仕方ない?
そうなんです。例えば、整形外科でトリガーポイント注射を打ってもらったり、ロキソニンのような超強力な痛み止めを出してもらったりする事で、一時的には痛みは治まります。
しかし、生活態度を改めない限りは、毎週その薬代や診療費などがかかります。
まだ、整形外科は健康保険が効くから良いですが、
トリガーポイントセラピーやカイロプラクティック、タイマッサージなどの整体系は保険が効きません。
それこそ、1時間5000円~1万円くらいの費用がかかります。
1回の来院で、半年くらい効果が継続するのであれば、コスパとしては悪くないと思いますが、毎週、隔週、毎月通うなどとなると、結構痛い出費になると思います。
なんだか、一生懸命働けば働くほど、体にガタが来て医療にもっとお金がかかるというのも本末転倒ですよね。
なので、どうしていけば、この負のループから抜け出せるか話していきます。
姿勢に工夫を
最終的に永続的に痛みやコリを出なくするためには、その原因である生活態度を変える必要があります。
しかし、だからと言って、痛みの原因になっている仕事を辞めたりするわけにも生活のためにはいかないですよね。
例えば、私も毎日PC作業をしていますが、
- 机を高さが変えられる物にしたり
- PCも土台を置いて目線の高さを調整したり
- 椅子も姿勢が崩れないもの、エルゴノミックなものを選んだり
- マウス作業用肘置きを設置してみたり
などなど、長時間の作業をしても疲れにくい環境に調整しています。
職場で、机や椅子を変える事は出来ないと思いますが、
PCの下に雑誌などを積んだり、足置きを置いてみたり、
ノートPCであれば、PC台を置いて、外付けキーボードにしたりなど、
少しでも調整する事は出来ると思います。
他にも、ソファに座る時も、座り方によって首や肩が痛くなったりするので、
痛くならない姿勢で座るように心がけたり、極力使わないようにしています。
今までは猫背だったので、背筋を伸ばして歩くように、最近は常に意識しています。
また、寝る時の枕の高さや、敷布団(マットレス)の固さなども、
常にどんなものが一番痛くならないのかを研究して変えるようにしています。
枕であれば、自分で綿を抜いて、高さを調整したりも出来ますね。
そういった姿勢を正しい姿勢に矯正していければ、
痛みやコリはどんどん出づらくなりますし、出ても以前より軽い痛みになっていき、辛い思いをしなくて済むようになっていきます。
自分で自分を矯正していけるグッズを使おう
私の場合、毎日のPC作業やスマホいじりで、ストレートネック+マウス肩になり、一時は空っぽのカバンを肩に掛けるだけで、ピキピキと痛みが走り、頭痛で寝込むほどの酷い状態になりました。
そして、私も整体や整形外科にも通いましたが、
結局、ほんの一時的な痛みの解消でしかなく、次の日からまた痛くなり、
お金を失うばかりで、痛みや辛いコリは消えませんでした。
そんな時に出会ったのが、ストレートネックを矯正し、首痛や肩痛、肩こりから解消してくれるというスローコアピローというエクササイズ枕でした。
この枕を使ったエクササイズを肩が凝って痛い時や、首が痛くなった時にやるようになった所、
まず、エクササイズした直後に肩こりや首の痛みがスーーッと引いていくようになりました。
この手のアイテムや体操などは、最初だけ効果があって、だんだん効果を感じなくなる事が今まではほとんどだったのですが、
このスローコアピローだけは、1年使っている今でもちゃんと効果が毎回出ます。
そして、なによりスゴイのは、日に日に痛みやコリが弱くなっていき、出にくくなっている事です。
というのも、この枕自体が、ストレートネックを矯正していく構造になっているので、使い続けていくと、悪い姿勢を矯正してくれるわけです。
おかげで、空っぽのカバンを肩にかける事すら出来なくなった私が、
今では重たい荷物を入れたリュックを背負って1日登山しても、全く首や肩に痛みが出ないほどに回復しました。
このスローコアピローも、寝転がり身体を揺らすエクササイズをする事で、トリガーポイントセラピーのように、緊張した筋肉を自然に緩める効果があります。
スローコアピローを買ってからは、私は1回も整体や整形外科に行ってません。
スローコアピロー自体もやや高い値段なのですが、毎月の整体費用に比べたら、とっくに取り返してしまっています。
あくまで首や肩の痛みやコリに対してなので、背中や腰、肘、膝など他の部位に痛みを感じている方には効果はありませんが、首や肩に痛みや違和感を感じている場合は、自分で出来る整体、トリガーポイントセラピーとも言えるこのアイテムは絶対にオススメです。
実際、多くの整体師の方もオススメしているくらいです。
スローコアの公式サイトです。
↓
スローコアピローに対する私の体験記もぜひ読んでみてくださいね。
というわけで、痛みやコリからの開放にはトリガーポイントを自然に緩めさせる事が効果的という事がご理解頂けたかと思います。無理に伸ばすより、緩めさせる、そして矯正していく、これが痛みから永続的、半永久的に開放されるために大事なんですね。